Jun Koseki Blog

仕事や勉強で得たことの備忘録

文系卒が基本情報でやったお勉強

はじめに

 私個人が2年前の基本情報技術者試験に合格した際の、受験対策として実施した大まかな学習順序と感想を記述したのみの記事です。ご参考まで。

受験当時

 SES 入社二年目で受験しました。それまでにした IT っぽいことと言えば、入社時の研修でやった 3ヶ月のプログラミング経験(Java の写経など)がある程度で、あとの仕事はもっぱら常駐先のテスターやキッティングという感じでした。学生時代から特に PC に強いわけでもなく文系卒なので、ほとんど IT 業界の知識はない状態だったと思います。

 私のような情報処理試験初心者は、IT パスポートを最初に受験される方も多いと聞きますが、上司の勧めもあって基本情報を最初に受けることにしました。結果的にはその選択をして良かったと感じます。

 

最初の最初

 インターネットの情報を頼りにキタミ式を購入して読みました。図解が多く、全くの IT 初心者にも分かりやすい解説で最高でした。二周くらい読むといいと思います。

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午前対策

 キタミ式で、そもそも基本情報技術者試験って何やるのレベルの理解ができたところで、過去問道場たるサイトで午前の過去問に取り掛かりました。結果全然解けませんでした。ほとんど解けなかったのですが、分からない問題はすぐに解説を確認して、それでも理解できないような箇所は、キタミ式を読み返したりネット検索などをして、なんとか腹落ちさせるようにしてました。

www.fe-siken.com

 書店に行くと様々な過去問題集が売られていて私も一冊購入してみたのですが、結果的には午前問題は過去問道場で事足りたと思います。書籍で売られているものに比べて解説がやや簡素な印象はありますが、上述のように、解説で分からない部分はネット検索などを駆使してなんとか分かるようにする。という学習方法に利用するのであれば、午前対策は過去問道場で十分でした。

 直近5回分の過去問を選択して、正答率が 80 パーセント程度になるまでひたすら通勤時間に解いてました。情報処理試験は新しい技術をテーマにした設問もいくつかあるので、極力最近の過去問を解くのがポイントのようです。あとは、「不正解の選択肢はどこの記述が誤りなのか」を言えるようになると強いです。

午後

 午前の過去問に取り掛かって少し経って、午後の過去問も解いてみるようになりました。が、結果やはり全然解けませんでした。何を言っているのかがさっぱり分からない問題もいくつかありました。私の場合、特にアルゴリズム問題が苦手で、以下の本で学習しました。

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前半部分で、極々シンプルなテーマでアルゴリズムについて解説されているので、非常に分かりやすかったです。練習問題も豊富なため、擬似言語のトレースに慣れることもできました。後半になるにつれて難しいと感じる内容のところも多かったですが、アルゴリズム問題の解法や頻出パターンを身に付けるのに役に立ちました。

 あとはひたすら過去問を解いて解説をみて、の繰り返しでした。午前問題では過去問道場を利用しましたが、午後の問題は購入した過去問題集を利用しました。

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 理由は本試験の出題形式に慣れるためです。過去問道場の午後問題は、問題分と設問が交互に表示されていて非常に見やすい構成になっているのですが、本試験での午後問題は、問題文の記述が一通りされた後に設問があります。設問で問われている内容を確認したら、問題文に戻り、該当する箇所をぺらぺらと探す必要がでてきます。この作業は知識を叩き込むというより、ある程度慣れが必要なんじゃないかと思います。慣れてくると、問題文中の重要そうな記述や、問われている内容に関係しそうな箇所を探すことができるので、途端に楽になります。これが身についていたおかげか、応用情報の午後問題もスムーズに学習できたように思います。

 上記の過去問題集は一問ごとに詳細な解説がされているので、その点でも非常に助かりました。また、受験三週間前あたりから、午前・午後問題を実際に時間を測りながら解いたりするのにも利用しました。

 

まとめ

試験対策として実施したこと

  • キタミ式二周する
  • 午前過去問解く(過去問道場)
  • 午後過去問解く(パーフェクトラーニング過去問題集)
  • 苦手なアルゴリズム問題を学習する(福嶋先生の集中ゼミ)
  • 時間を測って模擬試験(パーフェクトラーニング過去問題集)

 午前・午後の過去問解く学習は試験直前まで継続して実施してましたが、それ以外は上記を順に学習した感じです。

 午前午後問わず、過去問を数こなすことが一番重要で、そのための事前知識や苦手分野のカバーが要所要所で必要になるのかなと思います(資格試験って大体そうでしょうか)。